店内の雰囲気や接客を含むサービスは究極の調味料であり、細部に至るまで気は抜けません。料理自体がどれだけ良くても、器選びで気を抜いたり、接客がいい加減だったりすると台無しになります。自分の担当料理はなるべく自分でお客様にお出しするようにスタッフに伝えています。お客様の反応を見ながら、細心の注意を払うことが料理人には大切だと思います。
料理人が自分のお店をもちたいと思うのは、自分を表現したいという想いが強いからなのだと思います。だからこそ自分が作った料理をのせる器にもこだわりたい。オーダーメイドでつくり手同士の対話を通して、イメージを具体化していくというsiroの考え方は料理人にとって有り難く、これからの展開が楽しみです。
イタリアンの名店「イル ギオットーネ」や「よねむら」で腕を磨いたのち、2015年に独立。京都の町屋をリフォームした温かい雰囲気の店内で、京食材をふんだんに使ったイタリアンを楽しむことができる。「あまり難しいことは考えず、目の前の料理を楽しんでほしい」という店主の気さくな雰囲気も相まって、店内はいつも楽しい空気で溢れている。
京都府京都市中京区河原町三条上ル恵比須町534-39
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