自分の料理はイタリア料理をベースとした洋食ですが、和食へのリスペクトを常にもっています。醤油や味噌は基本的に使用しないといった自分なりの決まり事がありますが、その中でどのような料理を作り出せるか、楽しみながら日々取り組んでいます。器を選ぶ際もいろいろな制限がありますが、その中でいかにオリジナリティを追求できるかが大切だと思います。
以前から清水さんの器を写真でたくさん見ていたので、そこから醸し出される清水さんの人となりや実際の会話を通じて、自分の想いをストレートに伝えても応えてくれるという安心感を覚えました。器を決める際には自分が直感的に好きかどうか、自分の料理を盛ったイメージが湧くかどうかを重視していますが、かたちになった器は、そのイメージ通りに具現化できるほど繊細に表現して頂けたと思います。
イタリア語で虚空、つまり「実体がない状態」に由来する店名には、型に囚われず新しい表現ができるようにという想いが込められている。雰囲気のよいオープンキッチンからは、「自分の家にお招きする感覚」を大切にする店主のこだわりが感じられる。メニューはなく、料理はおまかせというスタイルで、ワインとのペアリングも魅力的。
カーヴォ
大阪府大阪市西区靱本町2-2-23
Copyright © 2018 Kiyo to-bo Co., Ltd. All Rights Reserved.